10月20日(日)に、鶴岡市藤島体育館(山形県)において第37回 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2024 東北地区大会が開催されました。
本年度の競技テーマは、「ロボたちの帰還」で、ロボットが子機ロボットを飛ばし、その着地の正確性や、ボールとボックスの回収と帰還を競うものです。本校からは、Aチーム、Bチームの2チームが参加し、以下の結果となりました。
○福島高専Aチーム
出場メンバー:大橋 ほの(化学・バイオ工学科2年)
鵜沼 瑛彦(機械システム工学科2年)
本間 龍太(機械システム工学科2年)
プロジェクト名:四神獣
結果:予選ラウンド1位 決勝トーナメント進出 ベスト4 アイデア賞・
特別賞((株)安川電)・受賞、審査委員会推薦チームとして全国大会出場
○福島高専Bチーム
出場メンバー:佐藤 陸(電気電子システム工学科3年)
鈴木 元大(電気電子システム工学科3年)
荒木 結衣(機械システム工学科2年)
プロジェクト名:隼艦
結果:予選ラウンド3位 決勝トーナメント進出 ベスト4
両チーム共に、製作・調整協力:ロボット技術研究会学生
Aチームのロボットは子機を3台搭載し、そのうちの1台が初戦で最高点の100点の着地を成功させましたが、他の子機ロボットは着地の衝撃で不具合が発生し、テストランで披露できた性能を十分に発揮することができず、課題が残りました。結果として、決勝トーナメント準決勝で、判定による僅差で敗れ、ベスト4に留まったものの、ロボットの役割分担や、ピンポイントでの着地の成功が評価され、アイデア賞と特別賞を受賞し、推薦による全国大会出場権を獲得しました。全国大会では、すべての機能を披露できるよう、ロボットの改良と調整を行っていきます。
Bチームの子機ロボットは、競技フィールドの最深部からも、回収したボールを返送できる能力があり、大量得点が期待されましたが、着地の衝撃で不具合が発生し、競技ではその性能を披露することができず、小型の子機ロボットの着地による得点のみとなりました。結果として、決勝トーナメント準決勝で、判定による僅差で敗れ、ベスト4に留まりました。
今年度も、ロボットの作製には、「ロボット技術研究会」の学生約30名が5か月間、一生懸命取り組んできました。チームメンバーに名を連ねていない学生たちも、ロボットの重要な機構、回路、そしてプログラムの製作に大きく寄与しています。
ロボコンに取り組む学生の努力とともに、保護者の皆様のご理解とご協力、地域の皆様の応援により今回の成果を得ることができました。心より感謝を申し上げます。
なお、全国大会は11月17日(日)に両国国技館で開催されます。これまで以上に各方面の皆様からのご支援・ご協力をいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
※ 本大会の様子は、11月10日(日) 午前11:00~11:54 NHK総合テレビ(東北6県向け)にて放送予定です。
■高専ロボコンHP
https://official-robocon.com/kosen/
ロボットのセッティングをするAチーム
ロボットを操縦するBチーム
遠征メンバー