校長のあいさつ

ようこそ!福島工業高等専門学校へ

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 校 長  山 下  治

福島高専のホームページをお訪ねいただきありがとうございます。

この度の新型コロナウイルス感染拡大により、皆様方におかれましては不便かつ不安な毎日を送っておられること、お見舞い申し上げます。本校も、学生の安全を確保するため、卒業式、入学式及び始業式の簡略実施や学校行事のオンライン化など工夫をしながらの学校運営となっています。一方、学修機会の確保は極めて重要な事柄であり、政府からも対面授業の実施を求められております。特に高専では、実験・実習、研究活動など遠隔だけでは対応できないことも多く、できる限り対面授業での対応を図ることとしております。これらを踏まえ、本校では、感染症対策担当副校長を任命し、感染状況を常に監視しながら、柔軟な対応ができるよう取り組んでおります。今後も、遠隔授業への移行や学校行事の日程の変更が想定されますが、「学生の学びを止めない」ための対応につきご理解いただければ幸いです。

これまで、福島高専は、開校以来半世紀に渡り、五年一貫の専門教育を施すユニークな高等教育機関として、多くの実践的技術者を社会に輩出してきました。現在も、社会の急速な変化に対応しつつ、創造性のある実践的技術者の育成に向け様々な取り組みを行っています。そして、令和3年4月には、本科卒業生191名の内、93名が大学三年次への編入学や本校の専攻科に進学し、89名が民間企業や地方公共団体等に就職しました。また、専攻科修了生32名が大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与され、内3名が国立大学の大学院に進学しました。結果、コロナ禍においても例年同様の実績を積み上げることができました。

さて、福島高専では、令和元年度より「持続可能な社会発展を目指し、グローカルに活躍する次世代技術者を育成する」を新しいスローガンとして、以下に掲げる四つの視点を推進しています。

一つ目は、「持続可能な社会」という視点です。これは、本校の学習教育目標冒頭にもあります「持続可能な社会」を構築するという目標に向かって行動するということです。今、SDGsとして国連が提唱する十七の目標は、一国だけではなくて、人類全体が、豊かに、かつ幸せに暮らしていくための方針となっています。日本国内のみならず世界中の人々の共有の価値として位置づけられるこの概念を、本校の学生に学んでもらい、将来正しい道を進んでいける人材養成に取り組んでまいります。

二つ目は、「グローバル」という視点です。これから日本を背負う若者は、世界の人たちと情報交換をし、あるいは国際会議などの場でしっかりと意見を伝えることが出来るなど、世界的な視点をもって活躍することが求められてきています。今はコロナ禍で活動を制限されていますが、解消されれば、海外での語学研修やインターンシップなどを体験する機会が用意されています。

三つ目は、「ローカル」という視点です。本校はもともと地域に根ざした高専として発展してきました。今、東日本大震災から10年が経ちましたが、震災復興のニーズ、特に、福島第一原子力発電所の廃炉には数十年かかると言われており、福島復興を担える人材を育てることも、本校の重要な課題の一つと考えています。福島高専は、国及び県から全国高専トップクラスの外部資金を獲得しながら、福島復興に向けた人材養成に取り組んでいます。

四つ目は、「次世代技術者」という視点です。さて、これから我々が生きていく社会は、「超スマート社会」であります。これまで人間が手掛けてきた仕事がAI IOT技術にとってかわられることが予想されます。その中で生き抜くために、次世代でも活躍できる人材を養成すべく取り組んでいます。

さて、来年度、福島高専も60周年(還暦)を迎えます。本校では、新しい時代の人材育成に向け、現在は新しい学生寮の新設、キャンパス内インフラ設備の再生など教育研究環境の充実を進めつつ、常に教育の質の向上・充実に向けた取り組みを進め、特色ある教育や地域連携を展開し、教育・研究の活性化につなげていきたいと考えています。

今後も引き続き、地域に根付き、世界を視野に入れた福島高専であるために、教職員一同、日々努力を重ねてまいる所存ですので、皆様のご理解・ご協力、ご支援を重ねてお願い申し上げます。