福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

カリキュラムポリシー(教育課程編成方針)

 本校では、「学習教育目標」「ディプロマ・ポリシー」に定めた能力を身につけるため、次のような
教育課程の編成方針、および成績評価基準に基づいて教育を実施します。

 

編成方針

(1)準学士課程(本科)においては、くさび型※の構成であり、「学習教育目標」「ディプロマ・ポリシー」を身に付けるための必修科目、選択科目を適切に設定した、5年一貫の体系的な教育課程を編成する。専攻科においては、準学士課程の内容からの接続、発展を考慮した、より高度な教育課程を編成する。

(2)「ディプロマ・ポリシー」に定めた能力を深化させるため、高学年、および専攻科においては、モノづくり、校外での体験、問題解決能力の養成等に関する科目を開設する。

(3)教育課程を編成するに当たっては、全学年で基本的な知識・技能の修得、それらを応用し思考、判断する能力の修得、それらを自発的に学習できる態度・志向性を修得できるように配慮して、科目配置や科目毎の授業内容や授業計画を設計しシラバスに記載し、シラバスにしたがい教育を実施する。

※くさび型の教育課程:低学年次においては一般科目を多く配置し、学年の進行に伴い専門科目を多く配置する教育課程

 

成績評価基準

(1)科目の成績評価は、定期試験の成績および平素の成績をもとに行う。評価方法はシラバスに記載し、記載された評価方法に基づいて公平に成績評価を実施する。

(2)講義科目では主に定期試験の筆記試験により、演習科目では筆記試験やレポート等を総合的に勘案し、さらに、実験・実習科目ではレポートや授業態度により評価する。

(3)科目の成績評価結果は100点法で行い、60点以上を合格とする。

(4)各科目について、成績評価が60点以上の場合は単位の修得を認定する。

 

準学士課程(本科) 学科ごとの教育課程編成方針

 ディプロマポリシーで掲げた能力を育成するために、各学科では、以下の科目群を系統的に編成する。

 機械システム工学科

(1)豊かな教養と国際的感覚を有し、継続的な自己学習ができる人間性を修得できるように、低学年次に理系教養科目、文系教養科目および情報リテラシー科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)専門分野の基礎知識とそれらの総合的応用能力を修得できるように、中学年次から高学年次に力学系、材料・加工系、機構・制御系を基盤とした専門基礎科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやデザイン能力を有し、広い視野から問題を分析し解決できる実践力を修得できるように、中学年次から高学年次に工学実験、工学セミナー、卒業研究等の技術修得・問題解決能力・応用力・チームワークといった総合的能力を養うための科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(4)日本語や他の言語による基礎的なコミュニケーション能力を修得できるように、中学年次から高学年次に校外実習、卒業研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想に協力し、地域課題の解決に貢献する積極性を修得できるように、低学年次から高学年次に復興関連科目を設け、集中講義による学修を実施する。

 電気電子システム工学科

(1)豊かな教養と国際的感覚を有し、継続的な自己学習ができる人間性を修得できるように、低学年次に理系教養科目、文系教養科目および情報リテラシー科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)専門分野の基礎知識とそれらの総合的応用能力を修得できるように、中学年次から高学年次に電力系、電気・電子系、情報系を基盤とした専門基礎科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやデザイン能力を有し、広い視野から問題を分析し解決できる実践力を修得できるように、中学年次から高学年次に工学実験、工学セミナー、卒業研究等の技術修得・問題解決能力・応用力・チームワークといった総合的能力を養うための科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(4)日本語や他の言語による基礎的なコミュニケーション能力を修得できるように、中学年次から高学年次に校外実習、卒業研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想に協力し、地域課題の解決に貢献する積極性を修得できるように、低学年次から高学年次に復興関連科目を設け、集中講義による学修を実施する。

 化学・バイオ工学科

(1)豊かな教養と国際的感覚を有し、継続的な自己学習ができる人間性を修得できるように、低学年次に理系教養科目、文系教養科目および情報リテラシー科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)専門分野の基礎知識とそれらの総合的応用能力を修得できるように、中学年次から高学年次に応用化学系、生物工学系を基盤とした専門基礎科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやデザイン能力を有し、広い視野から問題を分析し解決できる実践力を修得できるように、中学年次から高学年次に工学実験、工学セミナー、卒業研究等の技術修得・問題解決能力・応用力・チームワークといった総合的能力を養うための科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(4)日本語や他の言語による基礎的なコミュニケーション能力を修得できるように、中学年次から高学年次に校外実習、卒業研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想に協力し、地域課題の解決に貢献する積極性を修得できるように、低学年次から高学年次に復興関連科目を設け、集中講義による学修を実施する。

 都市システム工学科

(1)豊かな教養と国際的感覚を有し、継続的な自己学習ができる人間性を修得できるように、低学年次に理系教養科目、文系教養科目および情報リテラシー科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)専門分野の基礎知識とそれらの総合的応用能力を修得できるように、中学年次から高学年次に力学系、環境系、計画系を基盤とした専門基礎科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやデザイン能力を有し、広い視野から問題を分析し解決できる実践力を修得できるように、中学年次から高学年次に工学実験、工学セミナー、卒業研究等の技術修得・問題解決能力・応用力・チームワークといった総合的能力を養うための科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(4)日本語や他の言語による基礎的なコミュニケーション能力を修得できるように、中学年次から高学年次に校外実習、卒業研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想に協力し、地域課題の解決に貢献する積極性を修得できるように、低学年次から高学年次に復興関連科目を設け、集中講義による学修を実施する。

 ビジネスコミュニケーション学科

(1)豊かな教養と国際的感覚を有し、継続的な自己学習ができる人間性を修得できるように、低学年次に理系教養科目、文系教養科目および情報リテラシー科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)専門分野の基礎知識とそれらの総合的応用能力を修得できるように、中学年次から高学年次に経済・経営・会計系、数理・情報系、語学・人文系を基盤とした社会科学の専門基礎科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやデザイン能力を有し、広い視野から問題を分析し解決できる実践力を修得できるように、中学年次から高学年次にセミナー、卒業研究等の技術修得・問題解決能力・応用力・チームワークといった総合的能力を養うための科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(4)日本語や他の言語による基礎的なコミュニケーション能力を修得できるように、中学年次から高学年次に校外実習、卒業研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想に協力し、地域課題の解決に貢献する積極性を修得できるように、低学年次から高学年次に復興関連科目を設け、集中講義による学修を実施する。

 

専攻科課程 各専攻、コースごとの教育課程編成方針

 ディプロマポリシーで掲げた能力を育成するために、各専攻各コースでは、以下の科目群を系統的に編成する。

 産業技術システム工学専攻

 
 <生産・情報システム工学コース>

(1)地球的視野から人や社会や環境に配慮でき、生涯にわたって主体的に学び続ける能力を修得できるように、理系教養科目および文系教養科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)工学およびビジネスの幅広い基礎知識の上に、融合・複合的な専門知識を習得し、知識創造の時代に柔軟に対応できる能力を修得できるように、機械工学や電気電子工学を基盤として、生産・制御・情報・通信等に関連した専門科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやシステムデザイン能力を有し、工学−ビジネスのシナジー効果により複眼的な視野から問題を見つけ解決する能力を修得できるように、産業技術システム工学やビジネスコミュニケーション学に関連する他分野の科目を設け、実験・実習および講義を主とした学修を実施する。

(4)国際社会で必要な情報処理能力およびコミュニケーション能力を修得できるように、インターンシップや特別研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想の基本理念を理解し、地域産業基盤の構築に貢献できる能力を修得できるように、復興人材育成科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

 
 <エネルギーシステム工学コース>

(1)地球的視野から人や社会や環境に配慮でき、生涯にわたって主体的に学び続ける能力を修得できるように、理系教養科目および文系教養科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)工学およびビジネスの幅広い基礎知識の上に、融合・複合的な専門知識を習得し、知識創造の時代に柔軟に対応できる能力を修得できるように、機械工学や電気電子工学を基盤として、流体・熱・電力・エネルギー等に関連した専門科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやシステムデザイン能力を有し、工学−ビジネスのシナジー効果により複眼的な視野から問題を見つけ解決する能力を修得できるように、産業技術システム工学やビジネスコミュニケーション学に関連する他分野の科目を設け、実験・実習および講義を主とした学修を実施する。

(4)国際社会で必要な情報処理能力およびコミュニケーション能力を修得できるように、インターンシップや特別研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想の基本理念を理解し、地域産業基盤の構築に貢献できる能力を修得できるように、復興人材育成科目を設け、講義を主とした学修を実施する。


 <化学・バイオ工学コース>

(1)地球的視野から人や社会や環境に配慮でき、生涯にわたって主体的に学び続ける能力を修得できるように、理系教養科目および文系教養科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)工学およびビジネスの幅広い基礎知識の上に、融合・複合的な専門知識を習得し、知識創造の時代に柔軟に対応できる能力を修得できるように、応用化学や生物工学を基盤とした専門科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやシステムデザイン能力を有し、工学−ビジネスのシナジー効果により複眼的な視野から問題を見つけ解決する能力を修得できるように、産業技術システム工学やビジネスコミュニケーション学に関連する他分野の科目を設け、実験・実習および講義を主とした学修を実施する。

(4)国際社会で必要な情報処理能力およびコミュニケーション能力を修得できるように、インターンシップや特別研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想の基本理念を理解し、地域産業基盤の構築に貢献できる能力を修得できるように、復興人材育成科目を設け、講義を主とした学修を実施する。


 <社会環境システム工学コース>

(1)地球的視野から人や社会や環境に配慮でき、生涯にわたって主体的に学び続ける能力を修得できるように、理系教養科目および文系教養科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)工学およびビジネスの幅広い基礎知識の上に、融合・複合的な専門知識を習得し、知識創造の時代に柔軟に対応できる能力を修得できるように、土木工学や環境工学を基盤とした専門科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(3)モノづくりやシステムデザイン能力を有し、工学−ビジネスのシナジー効果により複眼的な視野から問題を見つけ解決する能力を修得できるように、産業技術システム工学やビジネスコミュニケーション学に関連する他分野の科目を設け、実験・実習および講義を主とした学修を実施する。

(4)国際社会で必要な情報処理能力およびコミュニケーション能力を修得できるように、インターンシップや特別研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想の基本理念を理解し、地域産業基盤の構築に貢献できる能力を修得できるように、復興人材育成科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

 ビジネスコミュニケーション学専攻


 <ビジネスコミュニケーション学コース>

(1)地球的視野から人や社会や環境に配慮でき、生涯にわたって主体的に学び続ける能力を修得できるように、理系教養科目および文系教養科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

(2)工学およびビジネスの幅広い基礎知識の上に、融合・複合的な専門知識を習得し、知識創造の時代に柔軟に対応できる能力を修得できるように、経営学を基盤とした専門科目を設け、講義や演習を主とした学修を実施する。

(3)工学−ビジネスのシナジー効果により複眼的な視野から問題を見つけ解決する能力を修得できるように、ビジネスコミュニケーション学や産業技術システム工学に関連する他分野の科目を設け、実習・演習および講義を主とした学修を実施する。

(4)国際社会で必要な情報処理能力およびコミュニケーション能力を修得できるように、インターンシップや特別研究等の議論および発表を伴う科目を設け、実験・実習を主とした学修を実施する。

(5)福島イノベーション・コースト構想の基本理念を理解し、地域産業基盤の構築に貢献できる能力を修得できるように、復興人材育成科目を設け、講義を主とした学修を実施する。

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