7月11日(火)~14日(金)に、福岡国際会議場で開催された第58回地盤工学研究発表会において、本校都市システム工学科 三浦拓也助教が、優秀論文発表者賞を受賞しました。
令和4年9月にいわき市内の農業用ため池から硫化水素が発生した事象を受け、三浦助教と丹野淳助教(同学科)、専攻科産業技術システム工学専攻社会環境システム工学コース1年遠藤潤さんでチームを組み、いわき市と連携して現地調査を実施しました。本発表会では、チームの中心となって活動した三浦助教が、現地調査の結果を発表しました。農業用ため池からの硫化水素発生は全国的に稀な事例であり、本研究により地質由来の硫酸イオンを含んだ温泉水が、ため池内へ流入している可能性が示唆されました。今後は、周辺ため池の環境調査、農業用ため池の適正管理マニュアル作成等を進めていく予定です。
受賞者: 三浦 拓也 助教
演題 :「いわき市農業用ため池における硫化水素の発生事例」
研究チームのメンバーで田口校長に受賞の報告
(左から本校専攻科社会環境工学コース1年遠藤さん、田口校長、三浦助教、丹野助教)
地盤工学会からの賞状