福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

「トヨタソーシャルフェス2023」にサポートスタッフとして参加しました

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 7月9日(日)、本校学生11名が四倉海岸で開催された「トヨタソーシャルフェス2023」にサポートスタッフとして参加し、砂浜の清掃活動や鳴き砂の調査活動を行いました。

 この「トヨタソーシャルフェス」は、全国規模で『人々や生物が快適に過ごせる、ふるさとの水辺にしていくこと』を目的とした活動を2012 年から展開しているもので、福島県内では『ふくしまのきれいな水辺を取り戻そう』をテーマとして活動を行っています。いわきでは、『鳴き砂を守り、いわきの海を再生しよう!』として、四倉海岸において清掃活動および鳴き砂の調査活動を行っています。

 今回サポートスタッフとして参加したのは、いずれもNPO「いわき鳴き砂を守る会」の学生会員として登録している学生たちです。本校2年次に開講されている「ミニ研究」で2年前から「鳴き砂」に関するテーマで研究活動を行っており、そのテーマで活動をした学生が中心となっています。ミニ研究が終わった後も、いわきの鳴き砂を守る活動に関心をもって各種イベントに参加しています。

 今回のイベントには、一般参加者を含めおよそ130名が参加しました。まず四倉海岸のゴミ拾いを約30分間行い、そのあと約30分間で鳴き砂の調査を行いました。鳴き砂の調査方法は、海岸を複数の列に区切って参加者をグループごとに分け、列ごとに陸地から海のほうへ10メートル刻みで砂を器にとって棒で突いて鳴音が出るかどうかを調べ、「よく鳴く」、「少し鳴く」、「鳴かない」の3段階で評価をしました。本校学生のスタッフは、2人または3人が各列のグループリーダーとなって一般参加者の調査のサポートをしました。

 清掃活動では約19 kgのゴミが集まり、来週に控えた海開きを前に海岸を綺麗にすることができました。鳴き砂の調査では、調査ができた106地点のうち56地点(およそ53%)で「よく鳴く」または「少し鳴く」と評価され、半数以上の地点で鳴き砂の存在が確認できました。

 今後も「いわき鳴き砂を守る会」が実施する海岸の清掃活動・調査活動、いわき駅前で毎年9月に開催される「いわきプラージュ」などのイベントのサポートを通じて、いわき市内に存在する「鳴き砂」を守る活動を行う予定です。

 

■トヨタソーシャルフェス2023 サポートスタッフ参加者

・2年生 阿部 神奈さん(電気)、鈴木 彩花さん(化学)、永井 心乃さん(化学)、矢代 舶さん(都市)

・3年生 中島 洋太さん(電気)、古内 南那さん(化学)、吉田 知佳さん(化学)、柳内 奏音さん(ビジ)

・4年生 久々宮 匠海さん(電気)、佐藤 泉さん(電気)、渡辺 瑛太さん(電気)

・引率・指導 山田 貴浩教員(電気)

 

■関連リンク

トヨタソーシャルフェス(福島)公式サイト

 

写真1(「トヨタソーシャルフェス2023」にサポートスタッフとして参加しました).jpeg

海岸清掃の様子1

 

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海岸清掃の様子2

 

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ゴミの収集結果の報告

 

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鳴き砂の調査結果の報告

 

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サポートスタッフ参加者の集合写真

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