6月25日(日)、本校鉄道愛好会のメンバーが「江名鉄道廃線跡散策会」を実施し、その際に沿道の清掃活動(ゴミ拾い)をしました。
「江名鉄道」は、1953年から1966年までの13年間と短い期間でしたが、小名浜臨海鉄道(現・福島臨海鉄道)の小名浜駅から延長される形で栄町駅と江名駅を結ぶ経路で運行されていた鉄道です。現在、その遺構となるものは残っていませんが、運行当時の地図と現在の地図を照合しながら散策のコースを決めて、散策会を実施しました。廃線跡の散策に合わせて沿道のゴミ拾いを行うことは「愛好会の活動で地域に貢献できることはないか」という学生からの提案がきっかけとなりました。
当日は、小名浜アクアマリンパーク付近にある福島臨海鉄道・小名浜駅跡のモニュメント前を出発し、江名鉄道の廃線跡を辿りながら、三崎地区・下神白地区・永崎地区を散策して、沿道のゴミを拾って歩きました。午前10時30分に出発し、今回の散策のゴールとした「馬落前(もうじまえ)駅」があった地点まで約5 kmをおよそ3時間かけて歩き、4.8 kgのゴミを拾いました。
今回の活動に参加したのは鉄道愛好会の学生4名(機械システム工学科5年・伊藤隆尚さん、同・矢代 凪さん、ビジネスコミュニケーション学科2年・五反田愛斗さん、機械システム工学科1年・花井 仁さん)と顧問2名(電気電子システム工学科・山田貴浩教員,ビジネスコミュニケーション学科・高木信太郎教員)の計6名です。
鉄道愛好会では、昨年の10月に「いわき市周辺の廃線遺構見学ミニツアー」を実施しており、廃線跡を辿る活動は今回が2回目となります。この愛好会は、発足から1年も経過していませんが、今後も様々な活動を行う予定です。
江名鉄道運行当時の地図
ゴミ拾いの様子1
ゴミ拾いの様子2
ゴミ拾いの様子3
清掃活動に参加した学生たち