福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

廃止措置人材育成高専等連携協議会総会を開催しました

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 廃止措置人材育成高専等連携協議会(会長:福島高専山下治校長)は、令和4年度総会を開催しました。この協議会(通称:廃プロ高専協)は、文部科学省の国家課題対応型研究開発推進事業(英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業)廃止措置研究・人材育成等強化プログラムの採択を契機に平成27年3月に設立されたものです。文科省の事業自体は令和元年度をもって終了しましたが、中長期の視点での廃炉に関する基盤研究及び当該研究を通じた人材育成という設立の趣旨に沿い、現在は各界から評価の高い「廃炉創造ロボコン」の主催を中心に活動を行っています。

 今年度の総会は、新型コロナウイルス感染症対策の一環としてハイブリッド開催となりました。総会の前日には現地参加者による福島第一原子力発電所の視察が行われ、廃炉を着実に進めるための様々な取組を見学しました。

 総会当日はオンラインを含め約30名の参加がありました。初めに、会長の山下校長から、廃炉措置が国全体にとっての重要課題であることや、廃炉技術が総合技術として応用可能であること等を踏まえ、今後協議会として活動の幅を広げることができるよう会員各位に協力願いたいとの挨拶があり、令和3年度事業報告及び令和4年度事業計画が承認されました。

 総会後には特別講演として、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構廃炉環境国際共同研究センター長の岡本孝司氏、東京電力ホールディングス(株)福島第一廃炉推進カンパニー福島第一原子力発電所燃料デブリ取り出しプログラム部の羽鳥正訓氏から廃炉に関する研究、福島第一原子力発電所の現状に関する講演が行われました。

 廃プロ高専協では引き続き、廃炉創造ロボコンや会員間の交流等を通じて、安全かつ着実な廃炉措置に貢献できるよう取り組んでいくこととしています。

写真1(廃止措置人材育成高専等連携協議会総会を開催しました).JPG会長挨拶(福島高専 山下校長)

写真2(廃止措置人材育成高専等連携協議会総会を開催しました).JPG事業報告(鈴木准教授)



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