本校では、東日本大震災からの復興支援に向けた取組の一つとして、原子力発電所事故により放出された放射性物質の除染によって発生した除去土壌の再生利用に関する理解醸成活動を行っています。
活動の一環として「大熊町・花舞台」作業を令和2年度から実施しており、今年度で3年目となります。昨年度と今年度は、除去土壌等減容化・再生利用技術研究組合(VOREWS)の支援のもと、本校学生と地域住民の皆さんが共同で花畑を作りながら交流を行い、除去土壌の再生利用について理解を深めています。
8月6日(土)は、今年度3回目の作業が行われ、地域住民や本校学生など25名で大熊町内2か所の花畑の除草作業を実施しました。また、作業後の懇談会において、放射線の勉強会が行われ、霧箱を用いて実際に放射線(アルファ線)が通った跡を観察し、放射線に対する理解を深めていました。
当日は77回目の「広島原爆の日」でもあり、放射線などについて参加者が多くの意見を出し合い、充実した時間を過ごしていました。
この活動は、毎回参加して下さる大熊町民の方々とともに、より主体的な活動に発展させて行きたいと考えています。
除草作業の様子 作業後の集合写真
作業後の懇談会の様子 霧箱による放射線観察の様子