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第5回廃炉創造ロボコンで文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しました

投稿日時:2021.02.02ニュース

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構及び廃止措置人材育成高専等連携協議会(会長:福島高専校長)が主催、文部科学省及び国立高等専門学校機構等が後援し、「第5回廃炉創造ロボコン」が、令和3年1月24日(日)に全国の国公私立高専13校14チームが参加のもと、オンラインで開催されました。

例年、12月中旬に、福島県双葉郡楢葉町にある日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターを会場として開催しておりましたが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、開催日時を変更したうえで、オンラインで実施しました。

オンライン開催にあたっては、※1競技課題に沿って各チームが作成したロボットの性能を紹介するプレゼンと各高専で作成した簡易なテストフィールドの競技風景を撮影した動画をもとに審査が行われました。昨年より、ロボットの基本性能だけでなく、廃炉の現場を想定した工夫が随所で見られ、実際の燃料デブリ取出し作業への適用の可能性が高いと評価されるロボットもありました。

閉会式では各賞の発表がなされ、文部科学大臣賞(最優秀賞)は、福島高専の※2「メヒカリ」が、受賞しました。本校のロボットは、自分の位置を把握する ※3 GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を開発しスムーズな動きを実現した点、模擬デブリの重量や形状によって回収方法を変える工夫等が高く評価されました。

講評では、萩生田光一文部科学大臣が、「震災後10年の節目の年に、地元福島の高専が初めて最優秀賞を受賞したことは大変意義深い。」と祝福しました。

今回の受賞を受けて、チームリーダーの機械システム工学科4年 鳥羽広葉さんは、「昨年の雪辱を晴らすことが出来てうれしい。チームメンバーと共に今日まで頑張れたことは今後のモノづくりにも生かされると思う。今日まで応援していただいた先生方、友人にはとても感謝しています。」と話しました。

 各受賞校は以下のとおり。

 ◎文部科学大臣賞(最優秀賞):福島高専
 ◎福島県知事賞(優秀賞):鶴岡高専
 ◎日本原子力研究開発機構理事長賞(技術賞):大阪府大高専
 ◎国立高等専門学校機構理事長賞(アイデア賞):小山高専
 ◎福島イノベーション・コースト構想推進機構理事長賞(イノベーション賞):熊本高専
 ◎特別賞(()アトックス賞):一関高専
 ◎特別賞(日立GEニュークリア・エナジー()賞):神戸市立高専
 ◎特別賞(技術者育成いわき経済活性化グループ賞):富山高専

なお、大会の様子はYouTubeで公開されており、全14チームの競技動画が視聴できます。

1 競技課題:福島第一原子力発電所のペデスタル下部に存在する燃料デブリの取出し
  を想定し、スタート地点から塩ビパイプを通ってペデスタル内部に入り、そこから
  3.2m下にあるデブリを模した物体を回収し、ペデスタルの外に運び出すルール。

2 ネーミングの由来:塩ビパイプ内を暗い深海に見立てて、そのパイプを通過す
  る(泳ぐ)と考えた。そこでいわきの「市の魚」である深海魚のメヒカリから
  ネーミングしました。実際に、メヒカリの「目が光る」ことから、ロボットにも
  LEDライトをつけ、操作の援助を行う仕様となっている。

3 GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース):遠隔操作によって直視する
  ことができないロボットの角度やカメラアームの状態を一目で映像的に確認ができ
  るようにしたシステム。また、レーザー距離センサからの情報をもとにフィールド
  の地図を作成するシステム。

現地開催時の競技フィールド
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廃炉ロボコンYouTube チャンネル

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閉会式で挨拶する萩生田文部科学大臣
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最優秀賞を受賞した福島高専「メヒカリ」の競技の様子
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右から鳥羽広葉さん、武田匠さん、冨樫優太さん