福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

公開講座「親子で学ぶ『鳴き砂』ってどんな砂?」を実施しました

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 6月29日(日)、豊間中央集会所と豊間海岸を会場として公開講座「親子で学ぶ『鳴き砂』ってどんな砂?」を実施しました。今回の講座には6組の小中学生と保護者が参加しました。

 講座では、まず中央集会所で鳴き砂がどのような音をするのか聞いてみて、実際に豊間海岸へ移動して砂が鳴く場所・鳴かない場所の調査を行いました。その後中央集会所へ戻り、鳴き砂ができる過程についての講義を受け、鳴く砂と鳴かない砂をマイクロスコープで拡大して違いを見て、網目の大きさが異なる複数のふるいを用いて鳴き砂と鳴かない砂の粒径分布の違いを調べました。そして、疑似的な汚れとして鳴き砂にチョークの粉を混ぜると鳴いていた砂が鳴かなくなってしまうことを確認し、鳴き砂が汚れに敏感で「砂浜の環境のバロメータ」と呼ばれる理由を学びました。最後に受講者全員で色のついた砂を用いた砂絵を制作し、あさがおやヨットの絵に思い思いの色を付けて作品を完成させました。

 今回の講座では、海岸での現地調査の実施方法のご指導などNPO法人いわき鳴き砂を守る会の方々にご協力をいただきました。昨年度は天候不良で海岸での調査体験ができなかったのですが、今年は天候にも恵まれて良い状態で現地調査も含めた講座を実施することができました。

 

写真1(公開講座「親子で学ぶ『鳴き砂』ってどんな砂?」を実施しました).jpg

豊間海岸での現地調査のようす

 

写真2(公開講座「親子で学ぶ『鳴き砂』ってどんな砂?」を実施しました).jpg

ふるいを用いた粒径分布計測実習

 

写真3(公開講座「親子で学ぶ『鳴き砂』ってどんな砂?」を実施しました).jpg

色砂を用いた砂絵制作のようす

 

写真4(公開講座「親子で学ぶ『鳴き砂』ってどんな砂?」を実施しました).jpg

各自で制作した砂絵を持って記念写真撮影

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