本校OBで専攻科非常勤講師の小松道男先生が、一般社団法人型技術協会による第30回型技術協会「技術賞」を受賞し、このほど山下校長への受賞報告のため来校されました。この賞は、特に優れた貢献度の高い型技術の開発者に贈られるもので、先生は、サトウキビの糖などを原料にしたポリ乳酸を使用した容器の形成技術の開発が高く評価され、この度の受賞となりました。植物由来のポリ乳酸は加工が難しい一方、バクテリアによって生分解されるため、この技術は、環境問題の解決に貢献するものとして世界的にも関心が寄せられています。この度の受賞は、持続可能な社会発展に貢献できる技術者の養成を目指す本校にとって励みとなるものであり、本校では引き続き、様々な課題に挑戦できる「高専スピリッツ」を備えた学生の育成に努めていくこととしています。
受賞の報告に訪れた小松氏(左)と山下校長(右)
(テーブル上のグラス類は、小松氏が開発した技術により製造された品々)