2022年12月21日~12月23日に、タイ王国チェンライのチュラポーン王女サイエンスハイスクールチェンライ校で開催されたタイ・日本学生ICTフェア2022(TJ-SIF2022)に本校電気電子システム工学科3年の阿部港さんと齊藤汐音さんが参加し、オープニングセレモニーにおいてタイ首相の前で英語による発表を行いました。
今回のTJ-SIFでは、日本からスーパーサイエンスハイスクール指定校や高専併せて28校の参加、33件の発表がありました。その中で、本校から参加した二名は日本の代表として、オープニングセレモニーで発表しました。
今回発表した「Air Environment Observation and Control System」は、二人が2年生までに学んだ専門知識を活かして、学科の教職員のサポートのもと開発を進めたIoTデバイスです。同デバイスは、マイクロコンピュータにより各種センサから環境データを収集し、インターネット上クラウドサービスと連携してデータの蓄積とグラフ化が行えます。これによって、どこにいても環境の変化の推移を確認することができます。他にも、赤外線コントローラの機能を搭載しており、エアコンや扇風機などの機器を環境の変化に応じて自動制御する機能、インターネットブラウザから手動制御できる機能を備えています。
今回のTJ-SIFに参加し、同年代のタイの学生達の発表や自身の発表などをとおして、電気電子システム工学科で身に着けた技術力が日本だけでなく世界にも通じると実感できる良い経験となりました。
タイ王国首相に向けたプレゼン
発表者はタイ王国首相から表彰がありました
開発したICT機器
山下校長に受賞の報告
左から山下校長、齊藤さん、阿部さん、豊島教員、谷地舘技術職員