福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

高専ロボコン東北地区大会で、福島高専Aチームが東京エレクトロン株式会社特別賞、Bチームがアイデア賞を受賞しました

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 第34回 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2021東北地区大会が、117日にオンラインで開催されました。
 今年の競技課題は「超絶機巧(すごロボ)」で、"自分たちがこだわってきた技術、挑戦してみたい新しい技(ワザ)を徹底的に追求し、「すごい!技のロボット」を製作する"というものでした。
 本大会は、東北地区高専の14チームが参加し、本校からは、以下の2チームが参加しました。

 

Aチーム(ロボット技術研究会所属)
出場メンバー: 斎野朝日(電気電子システム工学科3年)
        仲井洸貴(機械システム工学科3年)
        塚田愛由希(機械システム工学科2年)
指導教員:小出瑞康(機械システム工学科 准教授)
プロジェクト名:リスペクト
パフォーマンス: 森を駆け回るリスとリスの天敵として蛇をロボットで再現
結果:東京エレクトロン株式会社 特別賞

 

Bチーム(ロボット技術研究会所属)
出場メンバー: 小林一慶(電気電子システム工学科2年)
        佐久間広太(電気電子システム工学科2年)
        渡邉巧望(機械システム工学科2年)
指導教員:天野仁司(化学・バイオ工学科 教授)
プロジェクト名:氷上演舞
パフォーマンス:自動演奏ロボットの奏でる「トルコ行進曲(モーツァルト)」に合わせた、
接地車輪に動力を持たないロボット2台によるフィギュアスケート(アイスダンス)
結果:アイデア賞

 

 本校から出場した2チームは、ともに低学年生だけで構成され、昨年以上に活動時間が制限された中での大会参加でしたが、困難な環境の中で、できる限りの努力をしました。皆様から頂いたご支援、ご協力に心から感謝いたします。

 Aチームは、蛇のロボットとリスのロボットを作成しました。蛇のロボットは、比較的順調に開発が進み、当日も予定していたパフォーマンスのすべてを披露することができました。蛇の装飾やその動きを評価していただきました。一方、リスのロボットは、開発が非常に難航しました。「超絶機巧」という競技テーマに沿って、ジャンプや木登りなど多くの機能を持ち、難易度の高い動作の実現を目指しました。しかしながら、ロボットの機能を披露するまでには至りませんでした。今年度の教訓を生かして,次年度に向けて活動を続けていきます。

 Bチームのスケートロボットは、大会前日までに、ジャンプを模した脚の屈伸、そして脚の開閉運動のみによる直進、大回り(左・右両方向)ができるようになりました。しかし、モーメントホイールの角運動量の変化による旋回を実現させるため、ロボットを調整していた過程で、通信系に不具合が生じ、残念ながら競技ではスケートロボットを動かすことができませんでした。一方、自動演奏ロボットは、完璧な動作を披露することができました。なお、自動演奏ロボットは、本校の2年生の科目であるミニ研究で、本校化学・バイオ工学科2年の伊東波さんが、製作に取り組んだものです。大会では、このような自動演奏に合わせたスケートのパフォーマンスを、解説の東北大学大学院教授 田所諭 先生から、高く評価していただきました。大会で完全版を披露できなかったことは残念ですが、近日中に完全版の紹介をしたいと考えております。

 

写真1(高専ロボコン東北地区大会で、福島高専Aチームが東京エレクトロン株式会社特別賞、Bチームがアイデア賞を受賞しました).jpg

福島高専Aチームとスタッフ学生

 

写真2(高専ロボコン東北地区大会で、福島高専Aチームが東京エレクトロン株式会社特別賞、Bチームがアイデア賞を受賞しました).jpg

Aチーム製作のリスのロボットと蛇のロボット

 

写真3(高専ロボコン東北地区大会で、福島高専Aチームが東京エレクトロン株式会社特別賞、Bチームがアイデア賞を受賞しました).jpg

福島高専Bチームとスタッフ学生

 

写真4(高専ロボコン東北地区大会で、福島高専Aチームが東京エレクトロン株式会社特別賞、Bチームがアイデア賞を受賞しました).jpg

Bチーム製作のスケートロボットと自動演奏ロボット

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