10月8日(日)に、秋田県立武道館において第36回 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2023 東北地区大会が開催されました。
本年度の競技テーマは、「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」で、ロープや角材の障害物を乗り越え、高いところにあるフルーツを収穫する競技です。本校からは、Aチーム、Bチームの2チームが参加し、以下の結果となりました。
○福島高専Aチーム
出場メンバー: 齋藤 臣(機械システム工学科2年)
佐藤 陸(電気電子システム工学科2年)
田子 怜吾(機械システム工学科3年)
プロジェクト名:桃機強靭
結果:準優勝
○福島高専Bチーム
出場メンバー:遠藤 健太(機械システム工学科3年)
根本 陽介(機械システム工学科3年)
久保田 磨雄(化学・バイオ工学科3年)
プロジェクト名:白虎
結果:ベスト4
技術賞受賞、審査委員会推薦チームとして全国大会出場
両チーム共に、製作・調整協力:ロボット技術研究会学生
Aチームのロボットは、ロープをロボットの中にある隙間に入れて通過させるユニークな機構を持っていました。残念ながら、その機構を大会では披露できませんでしたが、確実に3個のフルーツを収穫し、足踏みのような動作で角材の障害物を越えることができました。決勝では、一旦は得点したものの、惜しくも転倒し、無得点となってしまいましたが、準優勝で大会を終えることができました。
Bチームのロボットは、ロープの障害物を潜ることでもまたぐことでも通過でき、高速周回が可能で、高得点を狙えるセンターゾーンのフルーツを収穫したり、落下したフルーツを拾い上げたりすることもできるものでした。実際に、大会前日のテストランでは、これらの一連の機構をテストできましたが、最初の試合では、高速周回を披露できたものの、トラブルのため得点には至りませんでした。一方、その後の試合では作戦を変更し、得点シーンやロープの跨ぎ越えを披露できましたが、結果は、準決勝敗退でベスト4に終わりました。しかし、高速周回や他チームのロボットにない機構と将来性を評価され、技術賞を受賞し、全国大会出場チームに推薦されました。
今年度も、ロボットの作製には、「ロボット技術研究会」の学生約30名が5か月間、一生懸命取り組んできました。チームメンバーに名を連ねていない学生たちも、ロボットの重要な機構、回路、そしてプログラムの製作に大きく寄与しています。
ロボコンに取り組む学生の努力とともに、保護者の皆様のご理解とご協力、地域の皆様の応援により今回の成果を得ることができました。心より感謝を申し上げます。
なお、全国大会は11月26日(日)に両国国技館で開催されます。これまで以上に各方面の皆様からのご支援・ご協力をいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
※ 本大会の様子は、11月23日(木) 午後1:05~1:59 NHK総合テレビ(東北6県向け)にて放送予定です。
福島高専Aチーム
福島高専Bチーム
集合写真