福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

令和2年度国立高等専門学校教員顕彰で優秀賞を受賞しました

SCROLL

本校の副校長(専攻科・復興支援担当)で都市システム工学科の原田正光教授が、『「原子力災害からの環境回復のための人材育成」への貢献』により、令和2年度国立高等専門学校教員顕彰において、一般部門の優秀賞を受賞しました。

国立高等専門学校教員顕彰とは、学校の管理運営、地域社会への貢献及び学生教育を中心とする分野において顕著な功績を挙げている教員を顕彰するもので、優秀賞は各顕彰部門において、理事長賞に次ぐ業績を挙げている教員に贈られる賞です。

原田教授は、福島第一原子力発電所事故により発生した地域の放射能汚染からの環境回復に貢献できる人材の育成のため、原子力規制庁補助「原子力規制人材育成事業」と中間貯蔵・環境安全事業(株)委託「除去土壌等の減容等技術実証事業」の採択を受けて、その責任者として事業を推進してきたことが高く評価されました。

「原子力規制人材育成事業」では、学内に原子力規制人材育成推進チームを立ち上げ、環境安全学修プログラムを構築して教育活動を展開しました。そのほか、学外施設等で実施する複合型インターンシップの実施や、環境回復等の地域課題を地域の研究支援者と共同で行うCOOP教育によるPBL型学生研究を推進しました。

また、「除去土壌等の減容等技術実証事業」では、除去土壌の現状とその再生利用について学生が理解を深めるため、学内における集中講義の実施や学生研究の指導支援を行いました。さらには、地域住民の理解を深める仕組みづくりを学生と共に提案するため、学外でのフィールドワークを実施しました。

この功績をたたえ、令和3年5月14日、学内小会議室において教員顕彰表彰式を執り行い、山下校長から賞状と記念品が贈呈されました。

imgpsh_mobile_save.jpg

(前列左側から:山下治校長と原田正光教授)

Experience at
Fukushima KOSEN

福島高専の “今” を知る・体験する