本校、都市システム工学科の丹野淳助教が、一般財団法人 建設工学研究振興会から令和３年度建設工学研究奨励賞を受賞しました。

 　同賞は、土木工学の分野における若い研究者、技術者の将来性のある活動を奨励することを目的としているものです。丹野助教は「未利用系バイオマス資源の効率的なメタン発酵の実現に向けたルーメン前処理の定量的評価」の研究題目で受賞しました。

　丹野助教の研究は、未利用系バイオマス資源の有効利用を目的とした前処理技術の１つである生物学的前処理技術に着目し、ルーメン液を用いた前処理技術とメタン発酵技術を組み合わせた新規メタン発酵システムを開発することにより、各地域に多く存在している未利用系バイオマス資源のエネルギー化利用を促進し、地域分散型のエネルギーインフラの構築に貢献できることが高く評価されました。今後も実験等を行い、研究を継続していく予定です。

山下校長（右）に受賞の報告をする丹野助教（左）

（一財）建設工学研究振興会からの賞状