2015年度一覧
「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業(廃止措置研究・人材育成等強化プログラム)」廃止措置人材育成高専等連携協議会総会等を開催
投稿日時:2016.03.25ニュース
福島工業高等専門学校は、本年度採択された『文部科学省公募事業平成27年度国家課題対応型研究開発推進事業「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業(廃止措置研究・人材育成等強化プログラム)」』の廃止措置人材育成高専等連携協議会(通称:廃プロ高専協)総会、研究会及び成果報告会を全国の高専、関係大学等から68名の教職員が出席し、3月11日(金)・12日(土)の2日間にわたり、いわき市内で開催した。
1日目の総会では、中村隆行福島高専校長の会長挨拶の後、事業代表者である佐藤正知同校特命教授から今年度の事業活動及び事業予算の報告、次年度の事業計画(案)についての説明があった。また、鈴木茂和同校准教授からは、次年度からの開催を予定している廃炉創造ロボコンについての概要説明が行われた。続いて高田英治富山高専教授が「高専機構による原子力人材育成事業と原子力分野の研究連携の現状と課題」と題した講演を行い、最後に東日本大震災が発生した14時46分から1分間黙祷を捧げ、総会を終了した。
引き続き、分科会として各研究推進分野に分かれ、今年度の研究成果や今後の課題に関して活発に意見交換を行った後、夕方からは全体会として、分科会毎に討議結果の報告があり、活発に質疑応答が行われた。
2日目は成果報告会として、午前は研究推進分野毎の代表者が、今年度の研究の成果や次年度以降の計画について発表を行った。昼食を挟んで、午後からは研究推進分野の教員と各高専において卒業研究等で原子力に関連する研究を行っている学生によるポスターセッションが行われた。最後に次年度への発展に向けての意見交換を行い、2日間にわたるプログラムを終了した。
今後、40年とも50年とも言われている東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃炉に向け、同プログラムの成果が期待される。
総会の様子
成果報告会の様子
東北地区若手研究者研究発表会で専攻科生が優秀発表賞を受賞
投稿日時:2016.03.23ニュース
3月1日に郡山市の日本大学工学部で開催された「平成28年東北地区若手研究者研究発表会」において、専攻科 機械・電気システム専攻2年の五十嵐礼さんと上遠野涼さんが行った発表が「優秀発表賞」に選ばれました。
この発表会では、東北地区の大学・高専などから170件の発表がありました。その中から座長と来場した大学・高専の教員による投票で選ばれたものです。
2人が発表したテーマは以下の通りです。
・「画像情報に基づく鳴き砂の判別法の構築」
発表者:五十嵐 礼,指導教員:山田 貴浩
・「陸域と水域の混在した領域における衛星画像を用いた環境評価」
発表者:上遠野 涼,指導教員:山田 貴浩
左から五十嵐さん,山田教員,上遠野さん
第11回専攻科修了証書授与式及び第50回卒業証書授与式を挙行しました。
投稿日時:2016.03.19ニュース
3月18日(金)に、いわき芸術文化交流館アリオスにおいて、平成27年度の修了式・卒業式を挙行しました。
この日、修了・卒業を迎えたのは、専攻科生27名、本科生177名で、中村校長から学生一人一人に修了・卒業証書を授与しました。校長告辞では「世界に活躍する人材」「イノベーション人材」「いわき・福島から」をキーワードに、「本校で身に付けた創造性と実践性、人間力を生かし、自らに自信を持って、健康に留意し、自らの夢を実現してください。」とのはなむけの言葉を贈りました。
続いて、いわき市長の(宮崎副市長代読)来賓祝辞、学生代表の宮脇公平さん(建設環境工学科)が卒業生代表挨拶を述べた後、吹奏楽部による祝奏が行われ、修了生・卒業生の門出を祝いました。
(校長告辞)
>(卒業生代表挨拶)
(会場の様子)
平成27年度衛生(健康管理)に関する講演会を開催しました
投稿日時:2016.03.16ニュース
福島高専では、3月9日(水)に本校大会議室において、(独)労働者健康福祉機構 福島産業保健総合支援センター 産業保健相談員の齋藤 恵里子 様(恵(めぐみ)労働衛生コンサルタント事務所 労働衛生コンサルタント・保健師 )を講師にお迎えし、衛生(健康管理)に関する講演会を教職員向けに開催しました。
本講演会は、教職員の健康の保持増進に関する意義や必要性を理解してもらい、職場の健康管理に関する意識向上等を目的として開催し、教職員30名が参加しました。
講演会前半は、労働衛生活動の基本的対策、健康診断と生活習慣病について、後半には、ロコモティブシンドロームについてご講演いただくとともに、「ロコモーショントレーニング」では、講師の指導のもと、参加者が片脚立ちやスクワット等の実技を行う場面もあり、大変有意義な講演会となりました。
本講演会で、健康づくりについての意義や必要性を十分理解できる講演会となりました。今後も、継続して講演会を実施し、職場における健康づくり対策の推進を図っていきます。
講演会の様子
実技(ロコトレ)を行う職員と齋藤講師
ミクロネシア連邦国会議長団一行が福島高専を訪問
投稿日時:2016.03.15ニュース
去る3月9日に、ミクロネシア連邦から国会議長を初めとする6名が福島高専を訪問した。今回の訪問は、ミクロネシアの国会議長が日本政府主催の東日本大震災追悼式に出席する前に、いわき市を訪れ、いわき市内の視察の一環として実現した。この訪問は平成27年5月に開催されたいわき太平洋・島サミットの一環として来日した太平洋島嶼国政府関係者一行が本校に来校し、学生と交流した経緯もあり、同校が選ばれた。
当日は、初めに石原副校長(国際交流担当)から学校説明があった後、再生可能エネルギーを活用したスマートグリッド実規模実験装置や実習工場等の学内施設を見学した。
その後、出張から帰校し、合流した中村校長からの歓迎の挨拶があった後、学生との交流の時間が設けられ、英語サークルの学生による給食と震災をテーマにした発表に続き、懇談が行われた。学生の英語によるユニークな内容の発表に一行は興味を持って聞き入るとともに、懇談の際には学生が日頃の学習の成果を発揮して積極的な意見交換が行われるなど、終始和やかな中で交流が図られた。
最後に記念写真撮影やプレゼント交換を行い、訪問は終了した。
施設見学の様子
集合写真
福島高専が米国キュリオン社と連携協力の覚書を締結
投稿日時:2016.03.15ニュース
福島高専(中村隆行校長)は、米国キュリオン社(ジョン・レイモント社長)との、福島第一原子力発電所廃止措置等に関わる人材育成を目的とした連携協力の覚書の署名式を、去る2月25日(木)、同校において執り行った。
本覚書には、米国キュリオン社が同校の学生に対し、米国の廃炉に係る施設の訪問や国内におけるインターンシップの機会を提供することなどが盛り込まれており、今後は両者が協力して次世代のリーダー育成を目的としたプログラムを展開していくこととなる。
中村校長は「廃炉の実現に向けて挑戦する若い人材を育成することが緊急の課題となっている。本校ではこの課題に積極的に取り組んでいく必要があると考えており、この覚書を機会として同社との連携を強くしていきたい。」と述べた。レイモント社長は「良いアイデアは若い人材から生まれることが多く、人材の育成という目標に向かって協力していくことが大切であると考えている。」と挨拶した。
この署名式には、昨年9月に同社が行ったインターンシップに参加した学生と、本年3月23日から参加予定の学生が同席し、今後の活動に向けての抱負等を述べた。同校では、昨年度に廃止措置人材育成等連携協議会を発足し、全国高専との連携の下、廃炉に関する人材育成に取り組んでおり、今回の締結により今後の活動がさらに発展することが期待される。
なお、前日の24日(水)には、同校教員及び3月の研修に参加する学生がアメリカ大使公邸で行われたReception in Honor of the 3rd Japan-U.S. Fukushima Forumに招かれ、ジェイソン・P・ハイランド在日米国大使館首席公使とインターンシップに関する懇談を行った。
署名式の様子
ジェイソン・P・ハイランド在日
米国大使館首席公使と懇談の様子
福島高専協力会企業個別職業説明会を開催
投稿日時:2016.03.11ニュース
福島高専男女共同参画・キャリア教育支援室は、福島高専協力会と連携した「福島高専協力会企業個別職業説明会」を3月10日(木)に同校の第一体育館において、本科4年生と専攻科1年生を対象に開催しました。
この職業説明会は、再来年度就職を予定している学生が就職活動に備えて、地域で発展する企業の人事担当者の方々との面談をとおして、さまざまな企業の業務内容を理解することや就職に対する心構え、意識の高揚などを目的に、平成21年度から行っており、今年度は38の企業と約70名の学生が参加しました。
参加した学生は、企業の概要や企業が求めている人材像などの説明を真剣に聞き入り、今後本格化する就職活動に向けて気持ちを新たにしていました。
企業説明会の様子
女子学生を対象とした「キャリア支援講演会」を開催
投稿日時:2016.03.08ニュース
福島高専では去る1月27日(水),男女共同参画・キャリア教育支援室主催による,女子学生を対象とした「キャリア支援講演会(身だしなみ講座)」を開催した。講師には,本校男女共同参画・キャリア教育支援室でキャリアカウンセラーを務める奥寺絵里氏,また,(株)ノエビアから伊藤千恵氏と大竹まゆみ氏を招き,「明るく前向きな就職・進学をめざして-心身を磨く-」をテーマに開催した。講座では,まず奥寺氏から,今後就職や進学をする上で必要な心構えやキャリアアップに対する考え方等の説明が行われた後,伊藤氏と大竹氏が,「好感を持たれるナチュラルメイク」として,本校コミュニケーション情報学科4年生の女子学生をモデルに,メイクをする理由や効果的なメイク方法を,実演を交えながら説明した。
講座には,3年生及び4年生と専攻科1年の女子学生約110名が出席。参加した女子学生からは「大変参考になった。今後の自分の進路を決める上で参考にしたい。」といった声が聞かれ,大変有意義な講座となった。
また,同校では2月17日(水),OGによる「キャリア支援講演会」を開催した。講演会では,講師として機械工学科OGの中藤夏海 氏を招き,「なりたい自分になっていいんだ」をテーマに,講師自身が学生時代,インターンシップや就活で経験したことや苦労したこと,また,今回のテーマである「なりたい自分になる」ためにはどうすれば良いかについて講演した。
中藤氏からは,卒業後,社会に出てから感じた「なりたい自分になる」ためのポイントとして,「自分は何になりたいか」「目標の設定は明確か」「学生時代にしておくべきことは何か」等について,自身の経験を基に後輩に向って熱心に訴えていた。参加した女子学生からは「大変参考になった。もう少し詳しく話を聞いてみたい。」といった声も聞こえ,大変有意義な講演会となった。
身だしなみ講座風景1:講師の奥寺氏
身だしなみ講座風景2:講師の伊藤氏と
大竹氏によるメイクアップ教室の実演
キャリア支援講演会風景:講師の中藤氏
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム「地域人材コース」 平成28年度前期(第4期)派遣留学生13名がいわき市長を表敬訪問
投稿日時:2016.02.19ニュース
2月10日,福島浜通りグローカル人材育成事業推進協議会(会長:中村福島高専校長)は,平成28年度前期(第4期)官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~「地域人材コース」の採択事業「トビタテ!福島浜通り再生ストーリーの主役たち」について,16名の応募者の中から書類審査及び面接を経て13名(内訳:いわき明星大学2名,順天堂大学1名,福島高専10名)を平成28年度前期(第4期)派遣留学生として決定し,日本学生支援機構の同意を得たと発表した。
同日は,市役所記者クラブ内で記者会見を行った後,派遣留学生とともに中村会長及びいわき明星大学関係者一行が清水いわき市長を表敬訪問した。懇談では,派遣留学生から自己紹介があった後,派遣留学生を代表していわき明星大学2年藤原千鶴さんと福島高専5年佐藤文さんから,今回の海外派遣に向けての抱負と意気込みが述べられた。清水市長からは,今回の派遣を機会に海外から日本及びいわき市を見て,グローバルとローカルの視点を合せ持った人材になってほしいと激励のエールが送られ,終始和やかな中,懇談は終了した。
平成28年度前期分授業料免除説明会について
投稿日時:2016.02.04ニュース
平成28年度前期分授業料免除に関する説明会を以下のとおり実施します。
申請を希望する学生には申請書類を配付しますので、必ず出席してください。
◇日 時:平成28年2月17日(水) 12:40~
◇場 所:本校階段教室
◇対象条件:経済的理由により授業料納付が困難であり、かつ、学業成績優秀で品行方正と
認められる者。
◇対象学年:本科3~4年生・本校専攻科に進学予定の本科5年生・専攻科1年生
◇申請書受付期間:3月17日(木)~3月25日(金) 17:00まで
*期間内の平日のみ受け付け。
各日とも受付時間は8:30~17:00までとなります。
*受付期間後の提出は一切、受け付けません。
やむを得ない事情により、受付期間に提出できない場合は、
受付期間前に学生課学生支援係に申し出てください。
※本科3年生については、現在、「高等学校等就学支援金」の支給により、授業料の負担は
軽減されておりますが、4年生からは就学支援金の支給は無く、授業料を全額(年額
234,600円)、納入することとなります。
このため、4年生からの授業料の負担軽減を希望する者は、授業料免除の申請が必要と
なります。
※申請書類は説明会で配付します。当日、やむを得ず欠席する場合は、事前に学生課
学生支援係に申し出てください。
※「東日本大震災の被災による特別措置の授業料免除」について
今回の説明会の対象ではありませんので、ご注意ください。
平成28年度の実施の有無については、後日、あらためてお知らせします。
平成27年度「面接指導講習会」を実施
投稿日時:2016.01.28ニュース
福島高専では,去る1月23日(土),平成27年度「面接指導講習会」を実施した。講習会は,株式会社トレイン代表取締役 千葉彰子 氏を講師に迎え,次年度就職活動を行う本科4年生全学生を対象に行った。講習会は5学科を午前と午後の部に分けて実施され,冒頭千葉氏から,今年度の大学・高専における就職内定率や就職動向,来年度の就職活動に関する日程といった情報が提供されると,それまでは笑顔だった学生も真剣な表情となって講師のお話に聞き入った。
その後,配布テキストに従って,学生は「自分の性格,長所・短所,自分史等」をまとめ,それらを元に「エントリーシートの書き方」「履歴書の書き方」といった課題に取り組んだ。後半では,学生4,5名のグループで面接の練習を行い,講師による選抜グループ学生への模擬面接が行われた。今回の講習会は,まず学生自身が自分の性格や能力を知ることで,自分がどのような分野に向いているかを知り,面接の練習をすることにより,今後の就職活動に役立てていくことを目的としていることから,課題および模擬面接に取り組む学生の表情は真剣そのものであった。本校としても,学生が今回の講習会で得たものを今後の就職活動に役立ててくれることを期待している。
なお,本講習会は今年度で17回目を数え,来年度以降も開催を予定している。
福島高専 地域フォーラム 太陽光発電システムの性能発揮のためのメンテナンスについてのご案内!
投稿日時:2016.01.27ニュース
文部科学省「大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」
福島高専 社会人特別教育プログラム
太陽光発電システムの性能発揮のためのメンテナンス
日時:平成28年2月9日(火) 13:00~15:20 (12:30開場)
場所:福島工業高等専門学校 講義A棟 4F 階段教室
※測定の実践:太陽電池パネル周辺(機械工学科棟屋上)
主催:福島工業高等専門学校
後援:福島工業高等専門学校協力会
公益財団法人いわき産学官ネットワーク協会
福島高専 地域フォーラム -東日本大震災の震災遺構について-のご案内!
投稿日時:2016.01.13ニュース
-東日本大震災の震災遺構について-
日 時:平成28年1月23日(土) 13:30~16:45 (13:00 開場)
場 所:いわき市文化センター 1階 大講義室
主 催:福島工業高等専門学校
後 援:公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会
福島工業高等専門学校協力会
参加無料: 申込み順 ( 定員 100 名 )
「パソコン甲子園2015」で「ベストデザイン賞」を受賞
投稿日時:2016.01.12ニュース
福島高専は,去る11月7日(土)と8日(日)に開催された,会津大学が主催する「パソコン甲子園2015」の「モバイル部門」で「ベストデザイン賞」を受賞した。
『パソコン甲子園』は,全国の高校生及び高等専門学校生を対象として,アイディアと表現力,プログラミング能力等を「プログラミング部門」「モバイル部門」「いちまいの絵CG部門」の3部門に分かれて競い合う大会で,本校のチーム「一夜漬工房@ぬるま湯」が出場した「モバイル部門」は,Android搭載のスマートフォン用のアプリケーションを作成してその総合的なプロデュース力を競い合う部門で,全国13府県から39チームの応募があり,この中から予選を通過した8チームが本選に参加,その結果,本校チーム「一夜漬工房@ぬるま湯」の作品が見事「ベストデザイン賞」を受賞した。
チーム「一夜漬工房@ぬるま湯」は,本校コミュニケーション情報学科3年生の学生3名で構成されたチームで,チームのメンバー及び学生を指導したコミュニケーション情報学科島村教員が12月21日(月),中村校長に受賞報告を行った。
報告後には,受賞学生を中心に記念撮影が行われ,学生,指導教員とも受賞の喜びを噛みしめていた。
(中村校長に報告する,チーム『一夜漬工房@ぬるま湯』の学生)
(中村校長と記念撮影。右は,指導した島村教員)
4年生を対象に「飲酒・喫煙等防止教室」を開催
投稿日時:2016.01.12ニュース
福島高専では,去る12月16日(水),4年生を対象とした「飲酒・喫煙等防止教室」を開催した。今回の教室では,いわき市保健所の木村繭子氏を講師に迎え,間もなく20歳を迎える4年生に対し,飲酒や喫煙のリスクに関する説明が,パワーポイントのスライドや資料を交えて詳しく行われた。また学生には,これから年末年始となり,誘惑の機会が増す時期となることから,誘惑に負けないよう注意が促された。
学生は,これらの話を真剣な面持ちで聞き,これからの生活の参考としている様子であった。
【飲酒・喫煙等防止教室の様子(写真左)と,聴講する学生の様子(写真右)】