2015年度一覧

福島高専 学校開放事業「わくわく体験授業」を開催

投稿日時:2015.10.31ニュース

福島高専では10月3日(土)・4日(日)の両日,女子中学生を対象とした学校開放事業「わくわく体験授業」を開催した。今回も昨年度に引き続き,土曜日と日曜日の2日間に渡って一般教科を含む全学科の授業が行われ,延べ47名の参加者があった。体験授業は,初日,二日目とも3時間づつ設定され,講義式の授業の他,機械・電気・物質・建設の各専門学科棟の実験室では各種実験を,また,専攻科棟講義室では英語の授業を体験やコミュニケーション情報学科の実習形式の授業といった,実際に体験する型の授業が用意されて行われた。参加した女子中学生達は,普段中学校では行えない各種の実験等に興味津々で,初めは慣れない手つきで実験器具を触っていた子も,次第に慣れ,笑顔で授業を受けていた。
受講者からは,「楽しかった。」「高専に対して興味が湧いた。」「今日の体験授業を受けてみて,自分の希望する学科に対して益々興味が湧いた。」といった声が聞かれた。
今回の体験授業は,中学生にとって進路決定の一助としても大変有意義なイベントとなっていることから,来年度以降も継続して開催される予定である。

(「わくわく体験授業」開校式の様子〈10月3日(土)〉)

「着こなしセミナー」(2年生対象)を開催

投稿日時:2015.10.31ニュース

本校では,去る9月29日(火),学生委員会主催による2年生を対象とした制服の「着こなしセミナー」を,本校制服の製作会社である福島菅公学生服株式会社の鈴木信吾氏を講師に招いて開催した。セミナーでは,時折講師がユーモアを交えながら制服を着用する意味や効果的な着用の仕方等について説明が行われた。今回のセミナーは,学生にとって「制服とは何か」「なぜ制服を着用するのか」「更に制服を改造することは自分を良く見せることには繋がらない」といったことを知る良い機会となった。開始直後は室内に学生の笑い声が溢れていたが,講演が進むに連れてそれも収まり,最後は皆真剣な面持ちで熱心に聞き入っていた。
なお,本セミナーは6月に1年生を対象に開催しており,来年度以降も引き続き開催する予定である。

メキシコのグアナファト大学訪問団が本校を訪問

投稿日時:2015.09.28ニュース

福島高専では、8月12日にメキシコのグアナファト大学の高専開校式に参加し、グアナファト大学との学術交流協定を締結したのに伴い、今後の学生・教職員の交流をはじめ、両校の学術・教育上の協力と交流を促進するために、9月18日(金)にグアナファト大学、グアナファト高校、サラマンカ高校から9名の代表団を迎え、今後の学生の交流等を協議した。
当日は、記者会を行い、連携協力協定締結式の報告と今後の学生・教職員の交流及び両国の学術・教育上の協力等について発表した。
また、学内の工学系の学科及び今年度出場する本校ロボコン等を見学し、関係学生との懇親も行った。最後に今後に向けて受入れ・学生派遣に関しての交流時期・期間等について関係者において協議を行い、連携協力に大きく前進した。

 

記者会見の様子(右:中村校長、          ロボコン出場ロボットの見学
中:セルジオ グアナファト大学学術連携科長、
左:石原国際交流室長)

 
交流に向けた協議会                メキシコでの調印式

磯上慎二 准教授(一般教科物理科)が平成27年度 公益社団法人日本磁気学会 論文賞と学術奨励賞(内山賞)をダブル受賞

投稿日時:2015.09.15ニュース

一般教科物理科主任の磯上慎二 准教授が「平成27年度 日本磁気学会 論文賞と学術奨励賞(内山賞)」をダブル受賞しました。本賞は、磁気の学理と応用に関し顕著な貢献が認められる研究者に対して毎年表彰されるものです。磯上准教授は日頃から、窒化鉄薄膜におけるスピンダイナミクスを含めたスピン物性開拓と、永久磁石材料性能を極限まで引き上げて磁気デバイス応用につなげる研究を展開しています。どちらも磁性にかかわる物理学に深く根ざした観点から追求しており、今回はそれぞれの研究に対して受賞されました。
磯上准教授は、「磁性の同じ枠組みの中で行っている二枚看板の研究が同時に評価されたのは誠に光栄なことです。しかし目標は磁気デバイス実用化ですから、今後も真摯に研究に取り組むと共に学生や地域産業にも研究成果を伝えていきたい。」と話しました。

(受賞した磯上准教授)

平成27年度「福島県中学生ブリッジデザインコンテスト」を開催

投稿日時:2015.09.09ニュース

平成27年度「福島県中学生ブリッジデザインコンテスト」が,福島高専「学校開放事業」とアカデミア・コンソーシアムふくしま(ACF)「文科省 大学間連携共同教育推進事業」の共同主催で,福島県,福島県教育委員会等の後援の下に開催されました。
 本コンテストは,3回シリーズ(講座とコンテスト)で,第1回「学んで」(8月8日(土)),第2回「作って」(8月22日(土)),第3回「コンテスト」(9月5日(土))に,県内13中学校から精鋭20名が参加しました。
 今年度も,作品の製作精度の評価基準に従い,「より大きな物を通せる・強く・美しい橋を,より少ない材料で・軽く作る」という,土木構造物に要求される「用・強・美と経済性」を満足する橋模型の制作をテーマに開催されました。
 参加者は,大変困難な課題に終始意欲的に取組み,試作の段階から強度が高いだけでなく,機能的にも優れ,製作精度も確かな作品を数多く作りながら,より高いレベルを目指す意欲をもって改善を重ね,大変すばらしいハイレベルなコンテストが展開されました。
 また,コンテスト中のインタビューや終了後のアンケートでは,「大変難しい課題でしたが楽しく取り組むことができた。」との感想が多く寄せられ,今回の大会は,7回目となる本コンテストの中でも指折りの充実した大会となりました。


講座での製作風景             強度コンテスト


参加した中学生の皆さんの集合写真

※コンテスト結果一覧はこちらから

第17回東北地区国立高等専門学校技術職員研修を開催

投稿日時:2015.09.02ニュース

福島高専では、8月24日(月)、25日(火)の2日間、本校主管で「第17回東北地区国立高等専門学校技術職員研修」を本校管理棟3階大会議室及び小会議室において開催しました。
本研修は、職務遂行に必要な一般知識及び新たな専門的知識、技術等を習得させることにより、技術職員としての資質の向上を図ることを目的としており、本校技術職員を含む、東北地区技術職員の約30名が以下の内容を受講しました。
(1日目)
・開講式
・講演「福島高専の地域復興人材育成事業」
本校 青柳克弘モノづくり教育研究支援センター長・副校長(企画・復興支援担当)
・業務情報交換会
・技術課題「公開講座について」の発表と討議(技術職員のみ)
・講義「市民大学における防災・減災教育」
本校 建設環境工学科 菊地卓郎准教授
・情報交換会

(2日目)
・施設見学「小名浜港湾見学」
・閉講式


研修の様子


本校 青柳克弘モノづくり教育研究支援センター長・
副校長(企画・復興支援担当)の講演


業務情報交換会


本校 建設環境工学科 菊地卓郎准教授の講義


小名浜港湾見学


集合写真

~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~ 「地域人材コース」採択通知書授与式を挙行 (8月中に、募集要項を発表予定)

投稿日時:2015.08.07ニュース

【採択された地域事業】

事業主体:福島浜通りグローカル人材育成事業推進協議会(会長 中村隆行)

事業名称:「トビタテ!福島浜通り再生ストーリーの主役たち」

本校校長が会長を務める、福島浜通りグローカル人材育成事業推進協議会が、国に申請をしていた、トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム「地域人材コース」事業が、このほど採択を受け、7月30日(木)14時から、いわき市役所において、清水いわき市長、山崎いわき明星大学長、福迫東日本国際大学副学長、正木福島高専協力会会長の列席の下、町田文部科学省官民協働海外留学創出プロジェクト担当審議役から中村会長に対し、採択通知書が授与されました。

この事業は、福島県浜通り地域の再生と地域活性化を牽引する若手リーダーを地域の産学官が連携して育成するもので、地域の活性化に貢献し、地域に定着する意欲のある学生を対象に、地域内でのインターンシップを組み合わせた留学を多面的に支援するものです。

具体的には、平成28年度及び平成29年度にかけて、?将来イノベーション・コースト構想関連分野で活躍できる人材となる学生、?地域に定着し,若手リーダーとして、地域活性化を牽引する人材となる学生の育成を、本事業プログラムを通じて行っていきます。

なお、今後8月中にWebページを開設し、募集要項等を公開、学生の募集を開始する予定です。

町田審議役【左】から中村会長【右】に採択通知書が授与(いわき市役所にて)

後列左から福迫東日本国際大学副学長、山崎いわき明星大学長、
正木福島高専協力会長 前列左から清水いわき市長、町田審議役、
中村会長 

体験入学を開催しました

投稿日時:2015.08.06ニュース

平成27年度体験入学が8月1日(土),2日(日)に本校で行われました。
体験入学では,初めに開校式で校長から挨拶があり,根本入学試験対策専門部会長から学校紹介や平成28年度学力入試において新たに導入されるマークシート方式について説明がありました。
その後,各学科をまわり学科紹介やデモ実験を体験していただきました。
2日間で680名を超える生徒,保護者,教員の方々にご参加いただきました。
両日とも,とても暑い日でしたが,皆様のご協力により円滑に実施することが出来ました。
アンケートでは,「全部の学科を見ることが出来て良かった。」「冷たい飲み物の提供ありがとうございました。」「学生の説明が良かった。」等の意見が多くありました。


開校式(校長挨拶)           機械工学科


物質工学科             コミュニケーション情報学科


建設環境工学科            電気工学科


ロボコン(実演風景)

専攻科2年の小泉亜未さんが「日本応用糖質科学会東北支部会、最優秀賞」を受賞しました。

投稿日時:2015.07.14ニュース

 平成27年7月11日に弘前大学(青森)で開催された、日本応用糖質科学会第7回東北支部会若手発表会において、物質・環境システム工学専攻2年の小泉亜未さんが「最優秀賞」を受賞しました。本賞は、当日発表が行われた全演題の中で、最も優れた発表に対して贈られる賞です。

 小泉さんは、専攻科1年生から着手したインフルエンザウイルス感染阻害剤の開発に関する研究「糖鎖固定化デキストリンナノ粒子とインフルエンザウイルスとの相互作用解析」を日本応用糖質科学会第7回東北支部会若手発表会で発表し最優秀賞の受賞となりました。

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最優秀賞受賞の様子

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(高校生コース)壮行会に7名の最終合格者が参加しました。

投稿日時:2015.06.29ニュース

【6月13日(土) トビタテ留学JAPAN(高校生コース)第1期の壮行会】

~その経験が、未来の自信~というキャッチフレーズの下に、福島県から唯一合格者を輩出した本校7名の学生が、平成27年6月13日(土)に文部科学省で開催された「高校生コース」の壮行会及び事前研修会に参加し、8月からの留学に向けて、全国の高校生の仲間との交流を通し「トビタテ」のスタートラインにたちました。参加した学生からは、「様々な留学の目的を語り合い、とても有意義な時間を過ごすことができた。」「たくさんの人と交流したが留学の熱意は
変わらないと感じた」などの声が!
それぞれ出発前の良い経験になったようです。留学体験後の成長が楽しみです。

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(壮行会での下村文部科学大臣や全国の仲間との交流の様子)

第27回知能ロボットコンテスト2015に、分子生物学愛好会の知能ロボット研究グループが参加しました。

投稿日時:2015.06.15ニュース

6月13、14日に、スリーエム仙台市科学館で行われた第27回知能ロボットコンテスト2015に、
分子生物学愛好会の知能ロボット研究グループが参加しました。「堀越くまさんSSS」チーム
(物質工学科3年 鈴木萌花・笹川桃佳、1年 鈴木琴乃)のロボット「メカかり君」は、昨年の
ロボットと同様に5分以内にパーフェクトを達成できるまでに調整して大会に臨みましたが、
なぜか試合では不具合が頻発し、一次予選5点で敗退、敗者復活戦も9点-5位で敗退と
なりました。しかし、実行委員会推薦枠で二次予選に進出しました。二次予選では不具合を
克服し、15個のカラーボール中14個を取り込みましたが、最後の一個にロボットが乗り上げて
制御不能となり万策尽きたかに見えました。ところが、その後ロボットの向きが奇跡的にゴール
方向に傾き、自由ボールとカラーボール12個のゴールで41点を獲得し、2次予選3位で決勝に
進出しました。決勝には、試走台では4分前半のパーフェクトが確実に出せる状態で臨みました
が、ここでも予測不可能な不具合が頻発し、15個のカラーボールすべての取り込みに成功した
ものの、ゴール途中で跳ね返ったボールにロボットが乗り上げ、27点中-7位に終わりました。
しかし、審査点では2位で、「あすなろ賞」を獲得しました。

 ロボットの整備

 試合の様子

 参加した学生たち

第68回東北学生陸上競技対校選手権大会(東北インカレ)400mHで優勝しました

投稿日時:2015.05.21ニュース

 平成27年5月15日(金)~17日(日)に宮城県総合運動公園ひとめぼれスタジアム宮城で開催された第68回東北学生陸上競技対校選手権大会で建設環境工学科5年神部光君が400mHで優勝、建設環境工学科4年古和口廉君が200m、400mで2位に入賞しました。
400mHで優勝した神部光君は、2015年9月11日(金)~13日(日)に大阪・ヤンマースタジアム長居で開催される天皇賜杯第84回日本学生陸上競技対校選手権大会への出場権を得ました。

uid000008_20150521182931c8215cf3.jpg400mHで優勝した神部光君(中央)

磯上慎二 准教授(一般教科 物理科)が平成26年度パワーアカデミー萌芽研究優秀賞を受賞

投稿日時:2015.04.10ニュース

 一般教科 物理科 主任の磯上慎二准教授が、「平成26年度パワーアカデミー萌芽研究優秀賞」
を受賞しました。この賞は、電気工学分野の発展に貢献する優れた萌芽的研究を展開している研究者に対して授与されるものです。磯上准教授は、「逆ならびに通常磁気抵抗効果の融合による不揮発・超低消費電力対応型、論理演算回路の動作実証と実装化指針の考察」というテーマで研究をリードしており、今回の受賞に至りました。
この度の受賞に際し、「このような磁気デバイスが実用化されるよう今後も真摯に研究に取り組むと同時に、得られる知見は積極的に学生に伝えていきたい。」と、話しました。

・パワーアカデミーとは~研究・教育の支援や産学連携の促進などをとおして電気工学分野の発展に貢献する目的で設立された、電力関連16社、3法人から構成される団体。

uid000008_201504101130377463784d.jpg(受賞した磯上准教授)

第54回入学式及び平成27年度編入学式並びに第12回専攻科入学式を挙行しました。

投稿日時:2015.04.09ニュース

 4月2日(木)に、本校第一体育館において、平成27年度入学式を挙行しました。
本科入学生209名、専攻科入学生44名、編入学生7名の計260名が式に臨みました。
式では、中村校長が式辞を述べ、本科入学生には「地域の震災からの復興と新しい日本の創生のために、先輩達に負けずに活躍ができるよう、本校でしっかり勉学を積み重ねるとともに、人間力を育成してください。」、専攻科入学生には、「震災からの復興。グローバル化。工業技術の高度化など、様々な観点から将来の自分を考え、専攻科生として十分な知識と教養を身に付けること
ができるよう、また、後輩の良き手本となるように勉学に励んでください。」と激励しました。
入学者宣誓では、建設環境工学科1年の鈴木颯人さん、ビジネスコミュニケーション学専攻1年の神尾真さんがそれぞれ決意を述べました。最後に、本校吹奏楽部の祝奏が披露され、入学を祝いました。

uid000008_20150409124145027edc16.jpg(校長式辞)

uid000008_20150409124309839d856d.jpg(入学者宣誓)

uid000008_201504091246187a948d89.jpg(会場の様子)