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高専制度
高等専門学校とは
 
 高等専門学校(高専)は,昭和37年に国立学校設置法の一部を改正する法律の施行によって創設された高等教育機関で,現在51の国立高専,5つの公立高専及び3つの私立高専があります。
 高専は,中学校卒業者を受け入れ5年間で高等学校から大学卒業レベルまでの教育を行う学校で,在学生は「生徒」ではなく大学と同様に「学生」と呼ばれ,卒業時には「準学士」の称号を得ることができます。
 高専制度の大きな特色は,5年間の一貫教育により,優れた専門技術者を育成する完成教育にあります。理論的な基礎の上に立つ高度に実践的な技術者である高専卒業生は,産業界の各部門において中核的・指導的技術者として高い評価を受けて活躍しており,日本の産業,科学技術の発展をになう貴重な存在といわれています。
 
    福島工業高等専門学校
 
 福島工業高等専門学校は,東北地区で最初の国立高等専門学校として昭和37年に設置され,当初機械工学科・電気工学科・工業化学科の3科で始まりましたが,その後昭和41年に土木工学科,平成6年にはコミュニケーション情報学科が新設され,全5学科によって運営されております。なお平成7年に土木工学科,平成8年には工業化学科が改組され,それぞれ建設環境工学科,物質工学科として生まれ変わりました。設置から現在までの間(平成22年3月末現在)6,633名の本科卒業生と114名の専攻科修了生を社会に送りだしました。
 本校では,平成5年度から学校週5日制を取り入れており土曜日も毎週休業日です。本校への入学者は,厳しい大学受験戦争に巻き込まれることなく,のびのびとした学園生活の中で,時間をかけて将来の進路を決定することができるとともに,1年生から5年生までの幅広い年齢層と県内外各地区からの出身学生との交流の中で,豊かな人間性を育成することもできます。
 卒業生の就職率は,近年の就職難にもかかわらず毎年100%です。卒業後,さらに勉強したい人のためには,大学3年次への編入学の道が大きく開かれています。現在,ほとんどの国立大学と多くの公私立大学で推薦や学力試験による受入制度が実施されており,本校からも毎年,卒業生の20%強が編入により進学しています。進学した卒業生の中には,さらに大学院へ進む者も少なくありません。
 また,「専攻科」がすでに多くの高専に設置されるなど,卒業生の進路選択の幅がさらに拡大されています。本校でも平成16年4月に専攻科が設置されました。
 
    高専制度の概要図
 
 高専は,このように中学校卒業者を対象に受入れ,5年間の一貫した教育を行うことで専門的な知識を有する技術者を養成します。しかし,最近では社会のニーズの変化から,高度な知識を有する人材が要求されるようになり,高専卒業後,より高度な知識の習得を求めて「専攻科」に入学したり,また大学に編入学をして進学するケースも増えています。大学には,大学3年次への編入学が認められますので,そのまま大学院まで進学することもできます。
 また高専においても,普通高校や工業高校からの編入学を受入れていますので,高校卒業後,より高度な専門知識の取得を考える方にも最適と言えるでしょう。
Fukushima National College of Technology,