福島工業高等専門学校 - 独立行政法人国立高等専門学校

原子力規制人材育成事業フォーラムを開催しました

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平成28年度から原子力規制庁の補助金により進めている、原子力規制人材育成に係る今年度のフォーラムを1月7日(木)に本校図書館棟プレゼンテーションルームを会場にオンラインを併用した"ハイブリッド方式"にて開催しました。

このフォーラムは、これまでの成果を発表すると共に事業に関係する方々と情報を共有し、今後の事業の展開に資することを目的に毎年開催しています。今年度が最終年度であるため、例年以上の規模での報告会となるところでしたが、新型コロナ感染防止対策を考慮し、会場には、発表者と関係者のみとし、他の参加者はインターネットから参加しました。また、会場に来ることが出来ない発表者についても、インターネットを使用して行われました。

フォーラムでは、初めに山下校長から開催の挨拶があり、続いて基調講演として、前原子力規制委員会委員長で、現在飯館村復興アドバイザーの田中俊一氏が「原発事故からの復興と若者への期待」と題して講演を行いました。田中先生から、若者へのメッセージとして「周りのうわさ等に惑わされることなく、自分自身で判断し、自分自身で語ることが出来る見識を身に着けてほしい。」とありました。

その後、本事業責任者の原田正光副校長が事業概要報告を行い、事例発表として学生からこの事業で新たに開設した授業「環境安全学・演習」の受講報告、JAEA幌延深地層研究センターの施設見学報告及び本事業プログラムの履修報告が行われました。また、卒業生による本プログラムの履修報告と社会人となって、履修したプログラムがどのように生かされているか。今、在校生に伝えたい事等の発表がありました。質疑では、プログラムの感想や海外研修時の事前準備や気持ちの持ち方など、多岐にわたる活発な意見交換が行われました。

事例発表者

 1)授業「環境安全学・演習」
    化学4年 野場なお、都市4年 岡部さくら    

 2)施設見学報告「JAEA幌延深地層研究センター」
    建設5年 薗邉孝裕

 3)本プログラム履修生の発表
    機械5年 中田陸斗
    専攻科1年 馬目由希

 4)本プログラム履修・卒業生の発表
    JAEA原子力科学研究所 武藤尚樹氏

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基調講演を行う田中先生

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事例発表風景

Experience at
Fukushima KOSEN

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