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第4回廃炉創造ロボコンを開催しました

投稿日時:2019.12.24ニュース

文部科学省及び廃止措置人材育成高専等連携協議会(会長:福島高専校長)が主催する「第4回廃炉創造ロボコン」が12月15日(日)、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターを会場に、書類選考により選抜された全国の国公私立高専16校17チームと、マレーシア工科大学1チームの計18チームが参加して開催されました。

この廃炉創造ロボコンは、文部科学省「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業:廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」の一環として開催されているもので、ロボット製作を通じて学生に廃炉に関する興味を持たせると同時に、汎用的能力はもちろんのこと、事実等に隠れている問題点やその要因を発見し解決すべき課題を設定する力、また、その課題の解決策を導く能力を身につけることを目的としています。

競技は前回に引き続き、福島第一原子力発電所の※1ペデスタル下部に存在する燃料デブリ※2取出しを想定したもので、スタート地点から塩ビパイプを通ってペデスタル内部に入り、そこから3.2m下にあるデブリを模した物体(テニスボール等)を回収し、ペデスタルの外に運び出すというものです。前回からの変更点として、塩ビパイプに傾斜がつき、デブリ模擬体のうち1つは事前公表されないこととなり、競技の難易度が上がりました。

最優秀賞の文部科学大臣賞は、唯一課題をクリアした鶴岡高専が受賞しました。福島高専チームは、テニスボールの回収に成功したものの、ペデスタルの外に出ようとした際に塩ビパイプにロボットの一部が当たり、テニスボールを落としてしまいました。残念ながら課題クリアとはなりませんでしたが、高い技術力が評価され、技術賞である日本原子力研究開発機構理事長賞を獲得しました。

なお、当日は、来賓や一般観覧者、廃炉創造ロボコン関係者等、約300人が来場、新聞等の報道機関からも多くの取材があり、廃炉への関心の高さが伺えました。

 各受賞校は以下のとおり。

 ◎文部科学大臣賞(最優秀賞):鶴岡高専

 ◎福島県知事賞(優秀賞):小山高専

 ◎高専機構理事長賞(アイデア賞):舞鶴高専

 ◎原子力機構理事長賞(技術賞):福島高専

 ◎特別賞((株)アトックス賞):熊本高専

 ◎特別賞(日立GEニュークリア・エナジー(株)賞):一関高専

 ◎審査員特別賞:マレーシア工科大

※1 原子力圧力容器を支えるコンクリート構造物

※2 原子炉の事故で、炉心が過熱し、溶融した核燃料や被覆管および原子炉構造物などが、
   冷えて固まったもの。核燃料デブリ

競技フィールド

参加者学生集合写真