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廃炉にロボットで挑む!(第3回廃炉創造ロボコン開催)

投稿日時:2018.12.27ニュース

 文部科学省及び廃止措置人材育成高専等連携協議会(会長:福島工業高等専門学校長)が主催する「第3回廃炉創造ロボコン」が12月15日(土)、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターを会場に、書類選考により選抜された全国の国公立高専14校15チームと、海外から初めてマレーシア工科大学が参加して開催され、最優秀賞の文部科学大臣賞は長岡高専が受賞しました。

 この廃炉創造ロボコンは、文部科学省「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業:廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」の一環として開催されたもので、ロボット製作を通じて学生に廃炉に関する興味を持たせると同時に、汎用的能力はもちろんのこと、事実等に隠れている問題点やその要因を発見し解決すべき課題を設定する力、また、その課題の解決策を導く能力を身につけることを目的としています。

 今大会から、福島第一原子力発電所のペデスタル下部に存在する燃料デブリ取出しを想定し,ペデスタルモックアップを競技フィールドとし、外部からペデスタル内部へのアクセスは呼び外径250,長さ4000mmの塩ビパイプを使い、プラットフォームから3.2m下にあるデブリを模した物体(テニスボール、ゴルフボール、卓球ボール)を回収し,ペデスタルの外に移動させるより実践的な競技課題となりました。また、フィールド環境は、①ロボットを遠隔で操作するため,本体を直視することができない、②コンクリートの厚い壁があることから電波は直接届かない等の作業現場を想定し、競技時間は10分間、競技方法は、前日の5分間のプレゼンと当日の10分間の実演のトータルで競われました。

 最優秀賞の文部科学大臣賞に輝いた長岡高専は、燃料デブリを模したテニスボールを的確に回収し5分で全課題をクリアしました。表彰式では、白須賀文部科学大臣政務官から賞状と副賞のトロフィーを受け取った同メンバーは、満面の笑顔を見せていました。

 なお、当日は、来賓の吉野前復興大臣、増子参議院議員をはじめ、一般観覧者、廃炉創造ロボコン関係者等、約300人が来場。テレビ、新聞等の報道機関20社から取材があり、廃炉への関心の高さが伺えました。

各賞受賞校は、以下のとおり。

◎福島県知事賞(優秀賞):呉高専

◎高専機構理事長賞(アイディア賞):福島高専

◎原子力機構理事長賞(技術賞):一関高専

◎特別賞((株)アトックス賞):富山高専

◎特別賞(日立GEニュークリア・エナジー(株)賞):小山高専

◎特別賞((株)常磐エンジニアリング賞):奈良高専

◎審査員特別賞:神戸市立高専

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主催者の廃止措置人材育成高専等連携    一関高専学生による選手宣誓
協議会会長の山下福島高専校長の挨拶

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   文部科学大臣賞授与式の様子     白須賀文部科学大臣政務官から受賞
                    を受ける長岡高専チーム

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文部科学大臣賞の長岡高専         第3回廃炉創造ロボコン集合写真
「ロボティクス部OB」とロボット「CanDI」