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高専生 廃炉技術に挑む!(第2回廃炉創造ロボコン開催)

投稿日時:2017.12.22ニュース

 文部科学省及び廃止措置人材育成高専等連携協議会(会長:福島工業高等専門学校長)が主催する「第2回廃炉創造ロボコン」が12月16日(土)、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターを会場に開催され、北は北海道から南は九州まで、全国の国公立高専15校16チームが参加。最優秀賞の文部科学大臣賞は奈良高専が受賞しました。

 今大会も前回大会同様に、「モックアップ階段」と「ステップフィールド」の二つの競技フィールドから一つを選択し、①重量5kgの荷物を運ぶ、②フィールドの形状を調査するといった課題に挑みました。また、競技は、強い放射線の影響があるため、ロボット本体を直視できない等の作業現場を想定し、カメラや半導体機器の動作は5分以内に制限され、ロボットに遮蔽効果を持たせることで競技時間は最大10分まで延長できるという本ロボコンならではのルールも設定され、競技方法は、前日の10分間のプレゼンと当日の10分以内の実演のトータルで競われました。

 競技では、クローバのような形の車輪で、平地では素早く走行し、ステップフィールドのような段差もスムーズに駆け上がるロボットを製作したチーム、ロボットフレームが上下対称になるように設計することで、ひっくり返った場合でも問題なく走行することができるロボットを製作したチーム等、各チームとも柔軟な発想で課題達成に挑戦しました。慣れない遠隔操作に苦戦するチームが続出しましたが、ロボットが階段を上がったり、ステップフィールド内をスムーズに走行すると、観客からは、歓声とともに大きな拍手が送られました。今大会では、モックアップ階段で3チーム、ステップフィールドで1チームが見事課題をクリアしました。

 なお、当日は、来賓、一般観覧者、廃炉創造ロボコン関係者等、約300人が来場するとともにテレビ、新聞等の報道機関20社から取材があり、廃炉への関心の高さが伺えました。

各賞受賞校は、以下のとおりです。

◎文部科学大臣賞(最優秀賞):奈良高専

◎福島県知事賞(優秀賞):一関高専

◎高専機構理事長賞(アイディア賞):熊本高専

◎原子力機構理事長賞(技術賞):小山高専

◎特別賞((株)アトックス賞):一関高専

◎特別賞(日立GEニュークリア・エナジー(株)賞):大阪府立大学高専

◎特別賞((株)常磐エンジニアリング賞):呉高専

◎海外特別賞(マレーシア工科大学賞):富山高専

◎海外特別賞(マレーシアサバ大学賞):舞鶴高専

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文部科学大臣賞を受賞した奈良高専のロボット  「YOT3」のゴール時のマシンパフォーマンスの様子
「YOT3」モックアップ階段での競技の様子

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  ステップフィールドでの競技の様子         開会式で挨拶をする吉野復興大臣

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大会前の記念撮影(左から、遠藤広野町長、
伊藤文科審議官、吉野復興大臣、紀高専機構理事、
中村福島高専校長)